犬を保護するという場面は、昔から迷い犬や捨て犬が思いつきますが、近年のニュースでは『ブリーダーの多頭崩壊』が理由など保護活動はいろんな状況が考えられます。
我が家では過去に、虐待されていたよその飼い犬を「引き取らせてほしい」と飼い主に直談判に行ったことがあります。
そんな出来事を『コミックエッセイ』として描きました。
ペットたちを「くん」「ちゃん」付けにしております。人間の子であれば我が子なのにお恥ずかしいことだと思いますが、ペットたちの場合は愛称として捉えていただきたくお許しください。
「ももちゃんのこと」コミックエッセイ第1回
今はもう虹の橋を渡って行った『ももちゃん』という可愛いミックスちゃんが我が家の一員になった頃の話です。
この話は1992年頃のことなのですが、今の時代のようにスマホで簡単に写真を撮ったり録画したりできる時代ならこの様子も記録に残せていたと思うのですが、残念なことに何もないので記憶を頼りに描いてみました。
あまりにもひどい状況に涙したあの頃
女の子らしい可愛いコだったので名前は新しく『ももちゃん』と名付けました。
ももちゃんを引き取る前の責任感の全くない飼い主は、11歳の老犬を置き去りにして一家で引っ越してしまっていたのです。
それに加え、家を取り壊して更地にする間もずっとその場に繋がれていたそうです。
しかも小型犬にとっては重すぎて短すぎるチェーンに繋がれていたのです。
どこにも逃げられず、工事の大きな音にかなり怖い思いをしたようです。
更地になった土地の近所のひとに聞いて回ってようやく、今までの悲惨な様子と飼い主の引っ越し先がわかりました。
あまりにも酷い飼い主が大学教授をしていると聞き『動物を平気で虐待できるひとが人間を育成している立場!?大学生たちの教育なんてできるのか』と憤りました。
その土地に家があった時から11年間も同じ状態で繋がれっぱなしだったらしく、誰からも構ってももらえず放置されていたせいで蚊などの虫の餌食となっていました。
もちろんフィラリアにもかかってしまっていました。
本当に酷い。
ももちゃんに出会った時はもうかなり弱っていたので、あの時通ったことのない道から帰ってみようと思わなかったらもしかしたら数日後には......と思うと、「きっとももちゃんがわたしたち親子を呼んだんだわ」と思うのです。
その後しばらく動物病院に通い、皮膚病のお薬と栄養治療によりズルズルだった肌は真っ白で綺麗な毛がフサフサに生えてきました。
保護したワンコちゃんたちはみんな出会う運命だったと思える
わたしは数年前にペットのブログを書いていました。
我が家にいたワイマラナーのマロンが下半身付随になり、介護の記録を書いていたのです。
でもマロンは介護生活が始まって1年後、虹の橋を渡りました。
その悲しみの中ブログを続けることが辛くなってしまったのです。
なのでそのブログは1年ほどでやめてしまったのですが、再度始めたこちらのブログは何でもOKな『雑記ブログ』になりましたので、以前ブログに載せていた「コミックエッセイ」的なマンガを、再掲ではありますがこちらに移したいと思ったのです。
コロナ禍だった時にはペットを家族に迎えるひとが多いと聞きました。
たくさんのペットたちが幸せであることを願って、このブログにも『ペットとの暮らし』のカテゴリーを作りました。
『コミックエッセイ』はまだ続きがありますので、どうぞよろしくお願いいたします♪