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体調不良の時に疑ってみてほしい甲状腺のこと【橋本病1】

【ご注意】この記事は、医療関係者が書く専門的な内容ではありません。

全くの素人である個人の内容です。

 

わたしは長年体調不良が続き、原因もわからないままいろんな病院で検査してもらっていました。

その不調だった原因が全て『甲状腺』からだったとわかった時は驚きました。

甲状腺機能の不調は簡単には分からないものなの?

わたしは昔から『甲状腺』ってなんとなく「喉の辺りにあって、ホルモンに関係している機能を持って......」くらいに思っていて、詳しい知識はありませんでした。

甲状腺のことではバセドー病で手術をされた方の話を聞いたことはあったものの、どのようになるとバセドー病になるのかも知りませんでした。

でも実際は甲状腺ってとても大事だったんです!

甲状腺って何?調べてみたところ

甲状腺とは、喉ぼとけの下にある『蝶ような形をした臓器』で、甲状腺ホルモンを分泌しています。

甲状腺ホルモンは、からだ全体の新陳代謝を促進する働きがあり、甲状腺ホルモンが多すぎたり少なすぎたりしないようにバランスが保たれているのですが、甲状腺の働きに異常があらわれると、そのバランスが崩れてしまいます。

甲状腺の病気は、男性よりも女性に多くあらわれるという特徴があるのですが、月経周期の異常や不妊・流産の原因になることもあるそうです。

自己免疫疾患であり、これらは免疫系が自分の甲状腺を異物だと認識して攻撃してしまう症状で引き起こされてしまう病気です。

甲状腺ホルモンが多すぎると

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて、新陳代謝が過剰になると甲状腺機能亢進(こうしん)症という病気です。代表として「バセドウ病」があり、これは甲状腺を刺激する自己抗体ができることで甲状腺ホルモンが過剰につくられてしまいます。

甲状腺ホルモンが多い時にあらわれる症状

  • 疲れやすい
  • 暑がりである
  • 汗をよくかく
  • イライラしている
  • 体重が減る
  • 集中力が低下している
  • 月経の回数が少なくなっている
  • 月経が無い
  • 便が柔らかい
  • 息切れや動悸がする
  • 筋力が低下している
  • 手指がふるえる
  • 首、喉のあたりが腫れている
  • 目が飛び出して見える

甲状腺ホルモンが不足すると

甲状腺ホルモンの分泌量が減ってしまい、新陳代謝が低下すると甲状腺機能低下症という病気です。代表として「橋本病」があり、甲状腺に対する自己抗体ができることで甲状腺ホルモンの分泌が減ります。

但し、「橋本病」と診断されても全てのひとが甲状腺機能低下症ではありません。

甲状腺ホルモンが少ない時に現れる症状

  • 疲れやすい
  • 寒がりである
  • 眠気がある
  • 記憶力が低下している
  • むくみがある
  • 体重が増える
  • 息切れがする
  • 筋力が低下している
  • 動作が遅い
  • 排卵無月経
  • 便秘がち
  • 首、喉元あたりが腫れている
  • まぶたが腫れる

甲状腺機能の不調だとは簡単にわからない?

わたしが長年感じてきた不調が、なぜ橋下病とわかったのか。

かなりな回り道をしてしまいました。

ざっと思い起こすだけても20年はかかっています。

もしも思い当たる症状があると思ったら甲状腺の検査をして欲しいのです。

わたしが体調不良に悩まされていた症状

  1. 胃腸の調子が常に悪い
  2. 異常なほどの寒がり!
  3. 貧血が治らない
  4. 毎日だるい
  5. 30歳すぎてからアトピーになってしまった
  6. 目が開かないくらいまぶたが腫れた
  7. アレルギー反応がひどくなった
  8. こむら返りが毎朝ある
  9. 抜け毛がひどい
  10. 心臓が痛い、動悸が激しい時がある
  11. 目がかすむ
  12. 物忘れがひどくなった気がする

これらの症状を感じていたので40代になると「更年期障害かもしれない」と思って婦人科で検査もして貰いましたが、結果は全く更年期障害ではありませんでした。

そしてまた原因不明の日々が続いてしまったのです。

甲状腺は通常の血液検査ではわからない!

しかもわたしが会社員の時は、毎年会社からの定期健康診断を受けていました。

そして日々の生活で体調が悪い時は医療機関で検査もしてもらいました。

内科、婦人科、皮膚科には常に通っていたような数年だったんです。

それでもレントゲンやエコー、血液検査などをしても甲状腺機能からくる不調だとは分かりませんでした。

甲状腺甲状腺の検査をしてもらわないと分からないんだそうです。

かなり疲れが溜まっていた頃、仕事中に貧血でふらついたり、不整脈のような動悸で苦しくなったりしたため、循環器科で心臓の検査をしてもらいました。

そしてとうとう循環器科の先生が『橋本病』の疑いを持ってくださったのです!

すぐに甲状腺専門の病院を紹介していただき、検査の結果「橋本病の甲状腺機能低下症」であるとようやくわかりました。

その日から甲状腺ホルモンのお薬を毎日欠かさず飲む生活にはなりましたが、なんと初めてお薬を飲んだ翌朝から脚のこむら返りがピタッと治まったのです!

あんなに苦しんでいたこむら返りにすぐに効果があらわれて早朝目が覚めることもなくなったので、グッスリと眠ることができるようになりました。

まとめ:不調時は疑って欲しい甲状腺

わたしは長年たくさん回り道をしてしまいましたが、ようやく病名がわかり、治療法があるという安心感から「頑張って治すんだ」と今は前向きな思いで生活しています。

年齢が上がってくると、身体の変化は感じるものの、どうしても更年期障害不定愁訴などと結びつけがちですが、もしかしたら違う原因かもしれません。

そんな時は一度『甲状腺の検査』もしてみてください。

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