今回は11年も歩いたことがない保護犬のその後のリハビリのお話です。
当時の我が家のワンコは
- ミニチュアシュナウザー コウジくん ♂
- 保護犬 ミックス ダイちゃん ♂
- 保護犬 ミックス ももちゃん ♀
ももちゃんを合わせると3匹の多頭飼いになりました。
多頭飼いでなければ、ももちゃんの回復は遅れていたと思うのです。
ペットたちを「くん」「ちゃん」付けにしております。人間の子であれば我が子なのにお恥ずかしいことだと思いますが、ペットたちの場合は愛称として捉えていただきたくお許しください。
多頭飼いのメリットとは
ミニチュアシュナウザーのコウジくんはダイちゃんが保護されて我が家の一員になった時は、男の子同士だからか全く仲良くしてくれませんでした。
ダイちゃんの方は後から家族になった遠慮があってとても大人しくしているのに、コウジくんの方だけ「ここから入ってくるな」と牽制ばかり。
そんな縄張り意識の強かったコウジくんは女の子のももちゃんにはとても優しかったのです。
もちろんダイちゃんの方はというと元々博愛主義の性格だったので、ももちゃんへの態度は普段通りの優しく、ももちゃんはすんなりと家族として受け入れられました。
ただ、ももちゃんのリハビリはここからが大変だったのです。
まずはズルズルになった皮膚の治療です。
首から下の皮膚から膿が出て、毛が生えるようになるまでかなり時間がかかりそうなほどひどい状態でした。
なので動物病院のお医者様に相談しながらお薬と栄養面で治していきました。
そして何よりも、『犬としての生活』の部分は先住ワンコ達にたくさん助けられたのです。
フードの食べ方、トイレの仕方、階段の登り方など、普通は当たり前にできることをももちゃんは何ひとつできなかったのです。
人間側が「こうするんだよ」と言葉で言っても通じません。
ももちゃんは元々頭の良い子だったので、人との付き合い方はすぐに覚えたのですが、歩き方やお散歩の仕方などは言葉で教えているだけだったら凄く時間がかかっていたと思います。
「ももちゃん歩けるようになる」コミックエッセイ第3回
ようやく犬らしくなってきたももちゃん
徐々に家族として馴染んでいくももちゃんを見ていると、こちらの方がとても幸せな気持ちにさせてくれました。
ももちゃんには『犬らしく生きること』が保護されるまで手に入らなかったんだと思うと悔しいのですが、我が家では思いっきり幸せになって欲しいと願っていました。
ももちゃんのエピソードはまだ続きます。
『コミックエッセイ』第3回目を読んでいただきありがとうございました☆