ともみろぐ

素敵日和〜スッキリと楽しい暮らしを目指して〜

ペットとの生活で心が潤う理想と現実

我が家の愛犬ミニチュアシュナウザーのクリス

大谷翔平さんが史上初で2度目の満票MVPを獲得され、流石!な嬉しいニュースに、大谷さんと一緒にいて話題になっている可愛いワンちゃん!

オランダのコーイケルホンディエという世界的にはまだまだ珍しい犬種ということで、今後かなりな注目を浴びそうです。

日本ではまだ150頭ほどしか登録されていないらしいですね。

コロナ禍以降、世間が自宅にいる時間が長くなった理由でペットを飼うひとが多くなったと聞きます。

ペットの価格が高騰しているらしく、小型犬が80万円とか100万円以上すると紹介しているテレビ番組がありました。

わたしにとってはそれはあまり喜ばしいニュースではなくて、いずれ「飼えなくなった」と言って手放されたり、正しい知識がない状態でペットにとっては苦痛でしかない扱いをされていないかと心配になるのです。

『ペットは癒し』と言われるけれど、それは確かに間違ってはいないけれど!

ペットとの生活は【大きな責任】が伴い、飼い主には健康、体力、金銭的、状況、環境、時間など様々な『余裕』が求められます。

年齢的な事もちろん大切な条件で、飼い主にもしものことがあった時に、あとを託せる人物の確保が出来るかどうかの責任もあります。

ひとの状況も変わっていく

我が家には長年犬や文鳥や金魚や熱帯魚、両親の新婚時代からだとリスや珍しいオウムもいて、昔からたくさんの動物を飼っていたのですが、今は母の元にミニチュアシュナウザーの女の子の一匹だけになってしまいました。

現在わたしは神戸市のとあるマンションに住んでいて、同じマンションの別の部屋に母とワンコが住んでいます。

これぞスープの冷めない距離!

大雨の日だろうが雪の日だろうが、部屋着のままトコトコといける近さです。

このマンションに越してくる前は同じ市内でも別の区に住んでいました。

その頃の実家は住宅街にある一軒家だったので、わたしは離婚後娘を連れて実家に住まわせてもらっていたんです。

仕事を持つシングルマザーにとって実家という存在はありがたく、そこから母と同居を16年ほどしていました。

それでも一度家を出た者は味覚や片付け方など変わるもので、改めての同居は実の親子でも難しいものです。

まだ幼かった娘の世話をしてくれる母に感謝の気持ちはあるけれど、親子の甘えもあって喧嘩はしょっちゅうしていました。

そんなことも考慮し、このマンションに越してくる際には同じ部屋での同居ではなく、別に暮らすことを選択しました。

結果、わたしと当時高校生の娘の世帯と、母と2ワンコの2世帯に分かれることになったのですが、それが今考えると大正解だったと思います。

少し離れているだけでお互いの生活に過干渉にならずに済みます。

年齢が違う事で生活のリズムも違うので気を使い合うこともありません。

そして少し離れただけでお互いを思いやれるようになりました。

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ペットを優先できた頃

今のマンションに越してくる時は我が家のペットはもう大型犬ワイマラナーの『マロン』(♀)と小型犬ミニチュアシュナウザーの『クリス』(♀)、金魚すくい界出身の『金ちゃん』だけでした。

それまでは保護犬、保護猫、保護レース鳩、保護スズメ......あと何だったかしら。

保護したコは大体が怪我をして血を流しながら歩いていたり、倒れていたりしている場合が多かったのです。

とにかく頻繁にいろんなご縁があるものですから、新しい飼い主の方を探したり病院へ通ったり、スズメ等法的に飼うことができないコは、野生に帰してあげたかったけどそのまま看取ったり......と今と比べると目まぐるしい日々だったと思います。

わたしが保護して連れて帰ったワンコも、仕事で留守にするわたしの代わりに母の方が走り回ってくれていました。

スズメを保護した時は、餌のワームをどうしてもさわれないわたしに代わって、母がせっせと餌係をしてくれていたことは本当に感謝感謝です。

もちろん母自身も放浪犬とのご縁はたくさんあって、父はしょっちゅう「またか!」と驚いていましたが、根っから動物好きだった父なのですぐに受け入れてくれていました。

生きている相手への責任はひとりで負うのではなく、周囲の協力も必要ですので家族の理解は大変助けになります。

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自分の自由を優先するなら飼えない

当たり前のことですが、動物たちは人間同様生きています。

食べて排泄をして睡眠をとって、日々を楽しんで、ストレスは溜めたらダメで。

もちろん『老い』は避けられません。

『病気』や『怪我』にも気をつけないといけません。

ペットの介護になると長期戦なので飼い主の体力がないと無理です。

放っておけない存在がいる間は『自分優先』では暮らせないのです。

「それでもペットと暮らしたい」のかをしっかりと考えた上で決断しないといけないと思っています。

現在は母の元にミニチュアシュナウザーのクリスだけがいますが、今後の状況を考えると我が家は新しくペットを迎え入れることは躊躇してしまいます。

母の年齢のこと、わたしの身体のことなど総合的な判断をしなければ無責任になってしまいます。

2019年に虹の橋を渡っていった大型犬ワイマラナーのマロンが元気な頃、夏場は朝5時に起きてお散歩に行っていたのですが、今のわたしの体調を考えるとその頃と同じ生活ができるかは疑問なのです。

今は自信がなくて『絶対できる』とか『約束します!』とか言えない気持ちです。

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ペットから受けた愛情はとても大きい

家族としてペットへの責任はとても大きいけれど、一緒に暮らせる幸せは測りきれないものでもあります。

【愛情】ってこんなに気持ちを温かくしてくれるものなのかと、幼い頃から感じられたことはわたしにとっては大きな財産だと思っています。

人間社会で生きていく上で『相手にも感情がある』という大切なことを、ペットとの生活で学ばせてくれたと思います。

天国にいるペットたちに今でも会いたいし、ペットたちみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。

だからこそ!これからご縁があるかもしれないペットを不幸にはできないので、飼い主側の状況をしっかりと考えなければいけないと思っています。

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今の猫ちゃんの大ブームも、昔のハスキーの時のように、犬種ブームが来るかもしれない大谷さんの話題のワンちゃんも、どうかどうか一過性のものにならないで欲しいと願うばかりです。