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終活のススメ!エンディングノートをカスタマイズ【前編】

エンディングノート』とは自分の人生が終わった時、遺された家族に必要な情報を残すために使われるというイメージですが、自分がいなくなった後なんて......と少し抵抗があって敬遠される方もいらっしゃるようです。

でも「エンディング」という言葉はついているけれど、決してマイナスのイメージだけではなくて、前向きで温かい意味も沢山含まれていると思います。

そしてこれから『エンディングノート』を準備するなら、自分がもしもの状況になった時、家族がスムーズに手続きを済ませることができるように、様々な情報を伝えられるノートが理想だとわたしは考えています。

以前からエンディングノートっぽいものは我流で作成していたのですが、どうもそれでは情報が乏しいように感じていたので、それならプロのエンディングノートを参考にさせてもらおうと購入してみました。

市販のエンディングノートを簡単自分流にしてしまう

購入したのは宝島社「もしものとき、身近な人が困らないエンディングノート」(監修 相続実務士の曽根惠子先生)本体1,000円+税。

書店には多くの『エンディングノート』が揃えられていました。

その中から選んだ理由は

・項目ごとわかりやすくまとめてあった

・シンプル、且つ記入欄が大きい

・相続法改正に対応してあり情報が新しい

......などですが、他の『エンディングノート』もよく似た構成になっているので、あとはレイアウトや中身を見た印象など好みで選びました。

内容はさすがに専門の方が監修されているので「なるほど!これは目から鱗だわ!」と思える箇所がいくつもありました。

しかも記入するページ以外は『遺産相続の基礎知識』や『残された人の「困った!」エピソード』など役に立つ情報が盛りだくさんで、大変勉強になります。

必要な情報を家族にしっかりと残すことによって、わたし自身「あとは任せた!しっかりと宜しく!」と安心したい。

今のわたしにとってはひとり娘だけに向けてのメッセージノートになります。

数年後は状況がどのように変化してるかわかりませんが、今は娘に向けて。

何かあれば娘は『公的なもの』はきれいに処理をしてくれるだろうけど、わたしが趣味で会員になっていたところにわたしの存在をそのままにしては欲しくない。

きっちりと退会してほしいし、跡を消して欲しい。

特にデジタル関係のものやブログに関しては放置の末、ネットの海に漂うようなことは決してして欲しくない。

だから綺麗さっぱりと全ての手続きを済ませて欲しいのです。

その為には「〇〇の会員です」「スマホにこんなアプリ入れてます」としっかりと把握してもらわなければ!......などと、自分自身も安心できるツールになるのでとてもとても大切なこと!

しかもいざという時に残された家族を困らせないための【愛情のひとつ】であると思っています。

急な入院や介護が必要な時にも役に立つ

著者の曽根惠子先生が「思い立ってエンディングノートを購入されても書いている途中で落ち込んでしまったり、なんとなく先延ばしにしてしまったり」とインタビューで語っていらっしゃるのですが、先生がエンディングノートは人生を快適に過ごすためのツール」だとおっしゃっていて、決して人生が終わってからしか役に立たないものではないのです。

この世とお別れしたした時に心残りにならないためだけでなく、自分で意思を伝えられない状況になった時にも大変助かるものでもあります。

意識をなくした状態で入院してしまった時や、スムーズに家族と連絡ができない時、人を介さなければやりとりが困難な状態などもそうです。認知症も考えられます。

特に意識はあるのに家族と連絡がつけられなければ

「あれを伝えておいたら良かった」

「あそこに〇〇があること、すぐに分かってくれるかしら」

「アレをみられるのは嫌だな」

などなど......後悔先に立たずでは落ち着かない。

それならいつでもなんでも「どんと来い!」と思えるようにスッキリしておきたいのが理想です。

我流のノートは情報が少なすぎた

わたしが作成していた『エンディングノート』の特徴として

・銀行口座や証券口座のまとめ

・入会や登録しているもの全てのパスワードやIDまとめ

・わたしに何かあったら伝えて欲しい人の連絡先

大まかにこれくらいの内容でした。それではやはり情報が少ないのです。

ただ市販のエンディングノートでは「今わたしや家族にとって必要としない情報」もありました。

そしていざという時に娘が慌てるかもしれないことを考えると、その時に余計な情報は省いた方がいいと考えました。

購入したエンディングノートはページの多くが法律のことや心構えなどの参考となるいろんな情報です。

その部分は娘が落ち着いた頃にゆっくり読んでもらうとして、急ぎ必要な情報だけをピックアップし、出来るだけ見やすいように、行動の優先順位を判断しやすいようにまとめようと試みました。

いざという時に家族に困って欲しくないので、わたしなりに市販の『エンディングノート』をわかりやすいように超簡単にアレンジしてみました。

『簡単自分流エンディングノート』にカスタマイズ!

近所の100均ショップで揃えた物。

1、バインダー B5サイズ 26リング

2、ルーズリーフホルダー用透明ポケット B5サイズ 26穴

3、ルーズリーフ B5サイズ 26穴

以上3点です。

そして購入したエンディングノート『宝島社「もしものとき、身近な人が困らないエンディングノート」(監修 相続実務士の曽根惠子先生)』の中身を「今のわたしに必要なページ」「家族が知りたい情報のページ」だけをコピーしてきました。

今回はB4サイズ17枚、B5サイズを5枚コピーして完了。コピーをしたお店自体空いている時間だったのもあり誰もコピー機に並ぶ人がいなかったので、ゆっくりと10分ほどかけて1ページ1ページしっかりと確認しながら作業できました。

なぜコピーしたのか?

購入した『エンディングノート』は本来直接記入できるようになっています。

ですがカスタマイズするためにコピーをしたのは、理由として大きく4つ。

1、市販の『エンディングノート』はコピーの原本として綺麗な状態で保存しておきたかった。

2、【今】必要なページだけ欲しかった。

3、自分にとって記入欄が少ないと思うページはコピーで増やすことができる。

4、状況が変わったページはそのページだけすぐに差し替えられる。

 

特に4に関しては、まだ若いうちは年々状況が変わりやすく、仕事の関係で交友関係も変わるかもしれないし、時制や心境の変化などで銀行口座や口座からの引き落とし項目も変化していきます。

その変化に柔軟に対応できるように、常に新しい情報を記載しておきたかったため、コピーだとすぐに差し替えられるのですごく便利です。

記入に関して

記入前のバインダーを開けたらこんな感じです。

 

B4サイズのコピーは真ん中で折ってカッターで半分に切っていきました。

そしてビニールポケットにせっせと入れる作業をしました。

ポケットは20枚使っています。

そしていよいよ記入していきます。

市販の『エンディングノート』ではボールペンや万年筆など消えない筆記具で記入することを推奨されています。

知らない間に自分の意図しないように書き換えられないよう防衛策ですね。

子供が多い場合や兄弟親戚が多いと色々あるかもしれません。

ないとは言い切れませんので自衛は必要かと思います。

ただわたしの場合は自分自身ひとりっ子でわたしの子も一人なので、今回はシャープペンシルで書いています。

慎重に書いているつもりでもかなりなページがあるため、漢字や数字など何度も書き間違えて消しました。

なのでボールペンだと二重線や修正テープだらけになっていたかもしれません。

もしわたしが将来大富豪になって、孫や孫の伴侶が多い大家族になったらしっかりと消えない筆記具で書こうと思います。(要らぬ心配かもです)^_^;

tomomilog.hatenablog.com

【後編】ではわたしが重要だと感じて記入した情報についてです。