ずっと会社員だったので、フリーランスになってまず慌てたのは『税金』のことでした。
「開業届を提出する時に一緒に青色申告をしたらいいんだよ」といろんな本にもネットにも書いてあるし、周囲のひとたちも同じことを教えてくれるけど。
でも!そもそも青色申告って何!?
開業届って絶対に提出しないとだめなの!?
まさか50代になって初めて考えてみた『税金』のこと。
税金って今までどれだけ払っていたの!?
わたしは長年ひたすら会社員だったので、税金については全く考えたこともなく、これ大げさな話ではないんですが「税金ってどれだけ払ってるのか知らない」という状態だったんです。
給料明細ってあまりじっくりと見たことがなくて、毎月同じくらいのお給料が通帳に振り込まれているのを確認して「今月は残業代が少なかったのかな」くらいにしか考えていませんでした。
企業の事務員を辞めて、好きなことをするんだとアロマセラピストになってもやっぱり会社員の道しか考えていなかったから、アロマ業界の企業に勤め、ずっと税金諸々天引きされている状態で『納税』がまるでひとごとのようだったんです。
それなのに!体調を崩したことで社員のハードな勤務体制では続けられそうにないと思い切り、フリーランスとしてカラダと相談しながら働く道を選びました。
フリーランスになったら確定申告!?
『確定申告』という言葉はよく聞いていたけれど、まさか自分がするとは思っていなかったので正直慌てました。
社員を辞めたのが12月だったため、1回目の確定申告は会社が出してくれる源泉徴収票があります。
その源泉徴収票のおかげで右も左も分からない世界に飛び込んでしまったと不安だったわたしにとっては大変大変助かりました!
マイナンバーカードさえ持っていたらスマホで簡単入力で済んでしまったのです。
毎年こんな感じだったら何も怖いことはないのに!!
次回からどうしたらいいの!?
【知らない】ってこんなにも不安な気持ちにさせるものなのですね。
税金の簡単レベルの本を求めて
確定申告についての本を読んでみた感想は「そもそも税金のイロハのイの字すらわからないのに確定申告なんてハードルが高すぎる」でした。
経理をしていたので売掛・買掛の概念は分かります。
フリーランスは『個人事業主』になるのだからお金の流れを申告するのも理解はできます。
でも......。
その時点ではそもそも『税金の種類さえ分かっていない自分』というのが分かったのですよ。
「全てにおいての入口から誰か教えて!」と焦りまして、今回はネットショップで本を買わずに仕事の帰りに大きい本屋さんに寄りました。
店内がかなり面積の広い書店なので、税金や確定申告のコーナーにはたくさんの本が揃っていました。
「今欲しい」と思った時は町の本屋さんはありがたい存在ですね。
ですが、わたしの住む神戸市内の本屋さんが最近どんどん閉店していくのはとても惜しいです。
普段から本屋さんは結構利用させていただいているので、大型店舗さんですら撤退してしまわれるのは時代の波を感じます。
救世主は漫画でした!
わたしは数ある中でも平積みにされていた漫画形式で説明してくれている本に目が行きました。
『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』
税理士 大河内 薫 / 漫画家 若林 杏樹
本のタイトルで中身を見なくても分かりやすいですね!
中身を見てみると『何も分からずフリーランスになってしまった漫画家さん』に親近感!
わたしと同じレベルのスタートラインに立っている漫画家さんに対して税理士さんが少しずつ噛み砕いて説明してくれる内容がすごく分かりやすいんです!
「そう!これなのよ!今まで何が分からないかが分からない時点で小難しい説明をされてもチンプンカンプンだったのよー!」と喜び、即購入。
読み進めていくと、なるほど納得!
今まで読んだものの挫折した他の「小難しい本」が説明してくれていた意味がやっと分かった!分かりましたよ!
いえね、専門家の方って「この辺は分かっていて常識でしょう」レベルから説明に入るんですよ。
そんなん全てが専門用語、業界用語に聞こえるのにこちらからしたら宇宙人語ですよ!?
今回は初歩の初歩から説明してくれているので、本当に助かりました。
お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えて下さい! [ 税理士・大河内薫 ]
この『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』のおかげで救われました。
これでようやくわたしもスタートラインに立てたのでは?!
知識がそれなりにわたしの頭に入ったものですから、他の本を読んでも今までとの理解力の差よ!
「分かる、分かる〜!」ってガッツポーズでしたよ!
2023年10月1日からインボイス制度が導入されると言われていますが、以前のわたしであれば、「よくわからない」でスルーしてしまっていたかもしれません。
これからインボイス導入されるとどうなってしまうのか。
まだまだ勉強しなくてはいけませんね。