前回は『お片付け祭り』について書いてみたんですけど、一番初めに手をつけたのは靴箱だったんです。
成人した娘がこの家を巣立ってから2年程経ったころ、靴箱の中は娘の靴がほとんどの場所を占領していました。
でも毎日の暮らしの中、わたしの靴が片付けにくいので、とうとう整理することにしたのです。
靴箱から火がついて部屋全部を片付けたくなったのですが、「意識をしなければこんなことになってしまうんだ」と痛感できたきっかけだったんです!
考えるべきは「今」が大切!
「なぜ娘の靴を置いているんだろう」と考えてみたら、娘がこの家にしょっちゅう遊びに帰ってきているので、まだ一緒に生活している感覚だったのだと思うのです。
娘も「いつ本格的に帰ってきてもいいように部屋はそのままにしておいて欲しい」と言っていたので、完全に別居している状態ではないと思い込んでいたことが原因です。
でもそれって『未来』を中心として考えているので、『今』のわたしの生活を犠牲にしていることになります。
しかも懲りずに親心を発揮してしまって、この家に住んでいない娘の靴を1番取り出しやすい段に集中させていたものだから、この家のアルジは上の方にしまってある靴を踏み台を持ってきては出し入れする始末。
「これっておかしいよね?」ってなぜ思わなかったの、わたし!?
片付けの基本は『今』!!
思い出が詰まっているからといって『過去』に囚われいても、「そのうち使うかもしれない」と、まだわからない『未来』を考えて物を所有するのは片付かない理由です。
それを忘れていた訳ではないけれど、今一度「現在使っているのかどうか」を見直していくことにしました。
「今」を考えていなかった衝撃
娘の靴を全て靴箱から出してみたら、限られたスペースの中から結構な数が出てきました。
写真以外にも納戸に片付けていたブーツなどがさらに3足もありました。
どこにどうやって入っていたのか不思議なくらい、次から次と靴箱から出てきた印象です。
並べた写真を娘にLINEで送り「この中でまだ履く靴ある?」と聞いてみたのです。
すると◯印付きの写真が返ってきて「◯をつけたサンダルとスニーカーの2足だけまだ履くかも。あとはいらない」との返事が!!!
「えええええ!?」((((;゚Д゚)))))))
不必要な靴を何年も大切に保管していた事実が!!
「ですよね〜。必要な靴はすでに持って出ていますもんね〜」な心境。
合計18足も置いていったうち、現役はたった2足!!
突きつけられた現実に、「履かなくても構わない靴だから、今住んでいる家に持って行っていないんですよね」と同じことを何度も頭で整理しながら、娘に「処分したあと、やっぱり履くって言わないね?」って聞いても「言わないよ〜」とのんきな返事が。
そうなんだ......
そうとなればすぐに処分する準備です。
ストレスをあえて溜めていたの?
「本当にもういらないの〜?」とか思いながら、一応一足ずつ確認をしてみたんです。
するとですね、ハイヒールのヒール部分はゴムが取れるくらい履き潰していて金具が見えているし、スニーカーは合皮の部分が劣化していて汚い。
サンダルも接着がめくれている部分があるし、どれも「大変よく履きました」状態でした。
「そりゃ〜いらないわね」と納得。
わたしはそんなゴミのために自分の靴を遠慮がちに片付け、「出し入れしにくい」というストレスを溜めていたのですよ!
あ〜あ、なんだか腰から砕ける気分になりました(苦笑)
「わたし、整理が好きです」なんて周囲によく言えてたもんだわ。
娘が絡むと感覚が鈍るのは『親』の甘さが出てしまうからなのでしょうか。
この靴箱問題はすごく勉強になりました。
現在の靴箱、出し入れしやすい真ん中の段に自分の靴を並べて、他の段には入れる靴がなくガラガラ!
最高にストレスフリーです( ^∀^)