ともみろぐ

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処分する手間の方が大変?物を購入するともれなく付いてくる事とは?

素敵な家具や、便利そうな物を見つけると、ついつい購入したくなります。

でも!購入する時に処分するときのことって考えていますか?

購入する時はお安く手に入れられても、処分費用に驚くこともあります。

我が家も物を見直す機会がありました。

そんな「片付け祭りの時の記録」を残しておきたくて、まとめてみました。

これを機に、とことん荷物は減らしたい

今のマンションに越してきてから丸7年が経ち、月日が経つのが早すぎて驚きます。

極力荷物は持ち込まなかったつもりでも数年の歳月はかなり物を増やしていました。

気になってきたのが入居してから5年がすぎた頃でした。

その時点で娘が独立してから約2年が経っていて、娘の生活も落ち着いていることだし、この機会に片付け祭りを始めました!

そしてこの5年の月日はとても残酷なものでした。

「状況が落ち着いたら整理しよう」と思いながら溜まっていった物たちの多いこと!

服は新しく買うたびに古い服を整理して処分してきたつもりでも何故か増えているし、使っていない家電の見直しも怠っていました。

こんな状態、引っ越しのときに望んでいたミニマリストの生活から程遠い!

なので反省しきりのこの機会に全室徹底的に整理を始めたのです。

それ、本当に必要?

引越し当時には役に立っていた家具や家電などは、月日が経つとともに生活環境などの変化によって、

実は使っていないんじゃない!?

なんてことになっている物が多くありました。

我が家は48㎡ほどの2LDKのマンションです。

気に入って購入したローテーブル

そんなに広くないスペースに、大きく場所をとってしまっているリビングのローテーブルがありました。

テーブルの存在感だけで部屋の中が狭く感じます。

ダイニングテーブルを購入するつもりがなかったので、そのローテーブルをメインで使っていたのですが、腰痛持ちには立ったり座ったりをしょっちゅうするのは過酷でした。

それでダイニングテーブルを購入した途端に、そのローテーブルはただの置物になってしまったのです。

壁側に寄せてはいたものの、かなり大きい存在でした。

それでも、大きな引き出しが2つついていて便利だし、頑丈な作りでとても気に入っていたので、処分しようかどうしようかとかなり悩みました。

大活躍してくれたプリンター

それから、娘の生活では欠かせなかったプリンターです。

今となってはわたしだけが年賀状作成の時にしか使っておらず、使用頻度が減ってしまったせいでとうとうインクが詰まって壊れてしまいました。

でも最近は近所のコンビニでプリントもできるし、新しいプリンターを買い換える気がなくなりました。

使っていないと、やたらと大きく感じるプリンターです。

なのになぜいまだに娘の部屋のスペースを陣取っているのか。

家族の健康管理に貢献してくれたジューサー

そしてもうひとつ、前の家では毎日のように使っていたジューサーです。

娘の栄養を考えて、にんじんとリンゴのジュースを毎日、毎日、せっせと作っておりました。

でも、このマンションに引っ越した当初から、ジューサーは片付けっぱなし。

娘が成長して、生活サイクルがだんだん合わなくなってきたことも原因のひとつです。

一度もこの家で日の目を見る事もなく、場所だけはしっかり取っていたので処分することにしました。

燃えないゴミに出せるものから処分

リビングのローテーブルなどは大きくてかなり重いので、業者さんに引き取りにきていただくとになり、他にも引き取って欲しいものと一緒に、見積もってもらうことにしました。

そして、このマンションの『燃えないゴミの日』に、「プリンター」と「ジューサー」を処分してきました。

その二つが部屋からなくなっただけでも、狭い空間がめちゃくちゃ広く感じる!!

でも物を処分するのって、何でこんなに労力を使うのか......。

兵庫県神戸市のゴミの分別では、「燃えないゴミ用の指定袋に入る大きさの小型の家電製品であれば回収可能」となっているので、横幅40cmの家庭用プリンターは30ℓのゴミ袋で廃棄できました。

しかし!

プリンターの廃棄方法が一筋縄ではいかなかったのです。

プリンターの廃棄に手間取った理由は?

プリンターの処分時に大切なことは、

  1. 初期化してデータを消去しておく
  2. インクカートリッジは抜いて、カートリッジはリサイクルする

この2点が基本的な方法であるようです。

壊れていると言ってもインク詰まりが原因でプリントができなくなっているだけで、電源は入ります。

そんな状態でも修理に出すのではなく、brotherのホームページには「買い換え時」と説明がありました。

早速初期化してみようと電源を入れて、タッチパネルで操作をしようと思ったら!

「あれ?操作ができない!?」

なんと我が家で使っていたbrotherの家庭用プリンターは『インクカートリッジが入っている状態でないと基本操作ができない』という物だったのです。

しかし我が家のプリンターは故障した時点で、インクカートリッジを抜いて近所のヤマダ電機までリサイクルとして持って行ってしまっていたのです。

だからインクカートリッジは空っぽの状態です。

予備もありません。

「初期化できない!?」

さてどうしたものかと調べました。

取扱説明書や製品説明のホームページを確認しても、なかなか知りたい回答は書いてありません。

しかもbrotherのカスタマーセンターに電話で問い合わせるのは予約制のようです。

昨日は日曜日だったので「明日の朝にはゴミとして出したい」という状況では間に合いません。

チャットで問い合わせる方法もあるようですが、それも平日の営業時間のみ。

「今知りたい!」という希望は叶いません。

神戸市の燃えないゴミの日は第2・第4月曜日なので、今回を逃してしまうと次回は二週間も待たなければならないのです。

そこで『データを消去しないと捨てられないのか』という問題を解決しようと調べました。

すると「ハードディスクを内蔵しない家庭用プリンターやスキャナーには、そもそもデータは残らない」ということがわかりました。

廃棄の際に自分が印刷したデータの漏洩を心配する必要はなさそうです。

「それなら初期化できなくても廃棄できる」と納得し、予定の日に処分しました。

我が家から処分したモノたち

業者さんに出張してもらって買取と、処分を依頼したモノ

  • リビングテーブル
  • 卓上ミシン
  • 衣装ケース(幅39×奥行74×高さ23cm)×3ケース
  • 衣装ケースキャスターつき3段(幅39×奥行55×高さ約70cm)×2ケース
  • 母宅分を預かっていた来客用掛け布団×2枚
  • ビデオカメラ
  • iPhone×3台

引き取ってもらったリサイクルショップやゴミとして処分したモノ

キャリーバッグでブックオフさんに持ち込みました
  • セカンドライフさんへ寄付→大き目の段ボール(幅55×奥行55×高さ40cm)×1箱
  • ランディアさんへ買取依頼→中サイズの段ボール×1箱
  • ブックオフさんへ買取依頼→本48冊とCD2枚を持ち込み
  • 駿河屋さんへ買取依頼→趣味の本30冊、中サイズの段ボール×1箱

毎回部屋を片付ける度に思うのですが、今回もいろんな業者さんへ送る手配をしたり、店舗へ持って行ったりするのが大変だと感じました。

でも少しずつ部屋からモノがなくなっていくのが快感でもあるのです。

その他、我が家から外へ出したモノ

  • 娘の必要なシーツや洋服類を娘宅へ送った。大の段ボール(幅55×奥行55×高さ40cm)×1箱
  • 娘の服をかけていたハンガー29本、母が数本欲しいということで引き取ってもらいました
  • 本を収納していたカラーボックスを母の家へ
  • 45ℓの燃えるゴミ6袋
  • 不燃ゴミの日にジューサーとプリンター

市指定のゴミ袋は普段だと30ℓを使用しているため、45ℓはかなり大きく感じます。

その大きいゴミ袋で6ヶも処分したなんて、驚きました。

これだけのモノが部屋からなくなると、かなり広くスッキリした感じがして嬉しい!

購入時より処分時の労力の方が大変

処分したモノたちは、今までわたしや娘の生活にとても役に立ってくれました。

感謝の念を込めて手放したのですが、なんか物を手放す時のこの疲れ方って何なのでしょう。

物への気持ちを断ち切る【精神面】はもちろん、愛着のあったモノとの別れはやはり辛さもあります。

「ああ、さようならなんだな......」という気持ちは処分する度に感じます。

そして、処分方法や処分できる日を調べ、重いものを処分できる状態に準備をして、そしてようやく手放すことができる......。

手放してスッキリした気持ちになるまでに何工程の手間が掛かっているのか。

それを考えると、物を家に持ち込むことをしたくなくなります。

購入時には処分する時の労力までもれなく付いてくるのです。

しかもゴミとして廃棄できる大きさだけではなく、大型家具や大型家電などは廃棄料やリサイクル料、業者さんに来ていただく際には人件費などがかかります。

セールなどで購入金額が安くついたと喜んでられないのです。

処分する時に支払う金額で、十分高価な買い物にはなっているはずですから。

暮らしはできるだけシンプルに、これからは再度「処分する時の労力と、かかる金額まで考えてから」を徹底していきたいと思います。

片付け祭りが終わったあとは

全部屋片付け中の時は、『身軽になっていく快感』と『処分方法を考える労力』の繰り返しでした。

そして「常に『少ないモノで暮らす』と思っていても、いつの間にかモノは増えてしまうのなんだ」と痛感しました。

でも!整理できた暁には、何よりも「所有している物を全て把握できている」ということが、ものすごく安心感があるのです。

  • どこに何があるのか
  • どれだけ持っているのか
  • 無駄にしているものはないか

自分が所有しているモノについて『全てわかっている』ことが快感なのです。

とても気持ちがいいのです。

購入する際は必ず「処分する際のかかる手間とコスト」を考えながらモノを家に持ち込まなければ、未来の自分に負担を課してしまうことになるのですね。

未来の自分は今よりも気力、体力共に少しずつ衰えていると思うので、その時将来の自分に辛い思いをさせないように、今元気なうちにきっちりと整理しておきたいものです。

片付け祭りが終わった現在は、もうひたすらミニマリストを意識して、物を増やさないようにしたいと思って生活しています。