日常生活にはもうなくてはならない存在になっている『スマートフォン』。
すっかり「スマホ」の愛称で世間に定着しています。
そんな中、70代の知人女性との会話から、『高齢者にとってスマホの認識の度合い』が垣間見えたエピソードです。
スマホは高齢者も使いこなす時代
総務省の発表によると、2020年にはスマートフォンの所有率が全人口の68.3%となっており、若者世代だけではなく、50代以上の普及率もますます伸びているようです。
スマホの存在はつい最近出てきた物のように思えますが、2005年ごろにはスマホの原型のようなものがが日本でも開発されていたらしいのです。
実際に『スマートフォン』が世間に認知され始めたのは、iPhoneが最初に日本で発売された2008年7月以降であり、その後Androidのスマホも登場し、一気に日本中に普及した印象です。
まだ20年も経っていないツールが、生活の中では最も重要な物になっています。
最近では高齢者の方たちもスマホは必需品となっているようで、老若男女関係なく所有する時代になっています。
高齢者の中では、わたしの周りだと78才の母もiPhoneを使用しています。
設定などの細かいことは娘のわたしがしているのですが、それでも70代にしてはネットでお店を検索したり、銀行のアプリで出入金を調べたり、LINEで友人と連絡をし合ったり、スマホで撮った写真や動画をLINEで送信したりと、なかなかに使いこなしているので感心しています。
「70代にしては」というのは、母の友人たちはスマホに苦手意識を持っているひとも多いので、母は積極的に使っている方だと思えるのです。
そんな母でも、必要な事は手順を覚えて使っているのですが、わからない部分を説明してもチンプンカンプンのようで、やはり身近にすぐに対処してくれるひとがいないと「わからないことだらけ」なんだそうです。
スマホが使えないのは不安?
高齢者のスマホ普及も今や当然な時代です。
仕事でご縁がある70代の女性も普段からスマホを使っておられるのですが、今日その女性との会話で「ええ!?」と驚いたことがありました。
【相手】「わたしね、『au』から『iPhone』に変えようかと思っているの」
【わたし】「え!?今『Android』を使ってらっしゃいますよね???」
最初は全く話が噛み合わなくてどうしようかと思ったのですが、わたしの母と同じ世代の方なので、『何が分からないのかが分からない』状態なのだと理解しました。
今回の場合、スマホの『OSの種類』と『通信サービス提供会社』の違いがわかってらっしゃらなかった例でした。
できるだけ分かりやすくお答えするために、わたしもお相手が簡単に理解できる言葉を、その場では少し考えてしまったので、今後はしっかりと答えられるようにまとめました。