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法要は何回忌までするものなの?永代供養後の法要は必要?

子供の頃は親族が取り仕切ってくれていたお墓のことも、いずれは自分の親が故人になると施主になる場合があり、お墓や法要のことも管理しなくてはなりません。

でも今の時代は、親戚との付き合い方や誰が墓守をするのか、そして法要についての考え方も変わってきています。

永代供養を考え始めたら、最後の法要のことも考えなくてはなりません。

法要はいつまでするものなの?

わたしは父の命日が巡ってくるたびに、「今年は何回目だっけ?」と指折り数えるような年数になりました。

父だけが入っているお墓にいずれは母が入る予定でしたが、少し遠方だったことと、子や孫の代に管理などで負担をかけたくないという母の思いから、思い切って『墓じまい』をして近所のお寺にお墓を引っ越しをして、永代供養にしたのです。

なので父の法要は二十五回忌で終わりにしました。

一般的には三十三回忌法要か五十回忌法要に弔い上げ(とむらいあげ)をすることが多いそうなのです。

弔い上げ(とむらいあげ)とは、年忌法要の最後を指す法要のことです。

しかし現代は兄弟姉妹が少ない時代でもあり、そんなに先の年忌法要やそれ以降の遠忌法要までできるのは、何かの組織か会社でなければなかなか難しくなってきているのではないでしょうか。

子だけで親の五十回忌法要をしようと思っても、高齢化社会の今、子がその時まで生きて執り行えるのかどうかです。

そういった理由から、最近では十七回忌法要以降で弔い上げ(とむらいあげ)をする場合も多くなってきているそうです。

年回忌法要と計算方法

一般的に年忌法要は三回忌以降、末尾に「三」と「七」が付く回忌に行われます。

しかし二十三回忌と二十七回忌の代わりに、故人の没後満24年で二十五回忌を行う場合があります。

二十五回忌をする場合は二十三回忌と二十七回忌の法要は行いません。

 

【年忌表】

  • 一周忌:1年後・・・年忌法要のなかで最も重要とされている。遺族、親族、友人が出席
  • 三回忌:2年後・・・遺族、親族、友人が出席
  • 七回忌:6年後・・・遺族、親族が出席
  • 十三回忌:12年後・・・ここから遺族だけ出席
  • 十七回忌:16年後・・・最近はここを節目として弔い上げをする場合が多い
  • 二十三回忌:22年後
  • 二十五回忌:24年後・・・二十三回忌・二十七回忌の代わりとして行う
  • 二十七回忌:26年後
  • 三十三回忌:32年後・・・通常仏教では弔い上げをここでする
  • 三十七回忌:37年後
  • 五十回忌:49年後・・・曹洞宗や浄土宗はここで弔い上げをする

宗派によって違う場合がありますので、お寺さんに確認してください。

コロナ禍以降は、親族や故人の友人は出席せずに、遺族だけで執り行う場合も増えたそうです。

その時の家族や親戚などの状況に応じての判断でいい時代になっています。

永代供養後は法要はどうなるの?

最近は墓じまいをして永代供養を選ぶひとが増えてきています。

我が家も近所にお墓の引っ越しをしたので、好きな時にお墓参りができるし、お墓の掃除を気にしなくてもいいので、気持ちがとても楽になりました。

そして何より、永代供養後は法要を行う必要がありません。

弔い上げをもって以降の年忌法要は終了となり、その後に永代供養の手続きをします。

十七回忌以降は永代供養を考えてもいいタイミングでもあるかと思います。

 

わたしが経験したお墓のお引っ越しのエピソードもあります!

tomomilog.hatenablog.com